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最後。

28日(金)どえらい事が起きました。



じゃん。

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27日(木)自宅横の梅を収穫しようと外に出ると、仔猫の鳴き声。
お隣の駐車場にこの子がウロウロ。

聞いてみると、

「きゃりー〇みゅ〇みゅ見てたらね、鳴き声するから。
 あら、この子、こんな事もするの…思って見てたのよ。
 出なくなってもするもんだから、アレ思ったら、この子だったの」

おかあさん、きゃりー見るんだ…という事はさておき。

どこからともなく現われたらしく、いつからいたのか、どうしたのかも不明。

ぴゃーぴゃー鳴いて呼ぶものの、一定距離を置き、ヒトが動けば逃げる…完全野良仔。
おかあさんがパンや煮干しを投げると食べるので、お腹はペコペコらしい。
顎下近くの胸には、傷があるんじゃないか…思わせるような毛の塊。
両耳の内側は黒くなってる。

ハコも学校から帰宅してから、一緒に呼びながら見てたからか、
夜はウチの庭に移動して来て、行くと逃げるくせにいなくなるとぴゃーぴゃー。
5にゃんは窓にかじりついて覗き込んでる。

翌朝28日(金)、縁側らしきものの所で、ささみとふやかしたカリカリを用意すると、
ビクビクしながら、時々逃げながらも完食。
手でお代りのささみをあげると、シャー威嚇しながら、はたき落してパクリ。

気になりつつも親子クラブへ行き、14時ごろ、またご飯を用意。
やはりビクビクしているものの、朝よりも素早く縁側に上がりパクパク。
昨日よりは近い所で、じっとしたり、鳴いたり。

…なんだろうか…猫は寝るものなんだけど、なんか違うような…?
「…ふー…疲れた…」としゃがみこむような感じがする。

鳴いた後、犬みたいに、口を開けっ放しにする時があるんだけど…。
小さい時、そんなのしたかな?

ご飯がなくても、縁側を乗り降りして、鳴いたり座ったり。
朝はみんなかじりついて見てたけど、仔猫に慣れたのか飽きたのか、
かじき以外は2階に行っているみたい。

トイレに行ったらハコが「あ!!!!」

網戸越しに、かじきと仔猫が鼻挨拶!!!

もしかしたら…と思って、少し網戸を開けてみたら、
頭だけちょっと入ってきた!!!

かじきが「ふっふっ」鼻息が荒くなったのに驚いて、ピャッと逃げてしまったけれど、
またすぐに網戸前に戻って来た。

かじきがいきなりゴロンとお腹を見せて、床にスリ~。

「????」私もハコも驚いたけど、仔猫はもっと興味が出たみたいだったので、
もう一度、かじきが出ないくらいに網戸を開けた。

入ってきた!!!

接触する前にパッと捕まえて、横に用意していたケージに入れて、
もうすぐ帰宅するはずのモトに置手紙をして、すぐに動物病院へ。

蚤フンらしきのはあるけど、本体はいなさそう…念の為、薬をぽちょん。
両耳はどうやらただの汚れだけらしい。
少し脱腸気味で、炎症が起きてて、赤く腫れている。
その為分かりにくいけど、恐らくオス。
歯の感じから1か月以上2か月未満…おそらく1か月半。
1年前に来たかじきとぼたんよりも月齢も小さいし、ガリガリだ。

…。

…気になっていた胸は…。

穴が開いていた。

猫も心臓は左にあるらしいが、傷も左寄りで、かなり心臓に近い。
胸の筋肉がむき出しになってしまっていた。

いつの傷なのかまるで分からないのだが、恐らく膿んで破裂した後ではないか。
この傷のせいで、発熱していた(平熱37~8度くらいが40度超え)。
抗生物質の注射をするので、気をそらすためにご飯をくれたのだが、
お皿の縁には、うっすらと血がついた。
もし犬だったとしたら、心臓一発でやられていただろうから、多分噛んだのは猫。

また、左側の口の横にも穴が。
こちらは変な言い方だが、とてもきれいな『穴』で、膿んでもなかった。

院長先生を呼んで下さり、指示を仰いで、縫う事になった。

お医者さんには「この傷で、ホントによく生きてたね」言われた。

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この子を見つけた時、正直「…6匹はきつい…」思った。

もちろん里親募集をするつもりだけど、保護するなら、言い方悪いけど、
最悪ウチで飼う事を覚悟しなきゃいけない。

だから、ほんの少し、「どこかへ行ってくれたら…」気持ちもあった。

保護できたのは金曜の18時。動物病院は19時まで。
車で少し行った所なので、渋滞も含めて、診察時間ギリギリ。
土曜は午前の診察だけだし、私は朝から夏キャンプの為の訓練会と会議。
相方が捕獲なんて絶対に無理だし、できたとしても車の運転ができない。

もし保護できていなかったら、傷のせいでどんどん衰弱していただろう。

かじきがゴロンとしなかったら、部屋には入らなかったのではないか。
(現場見てないのに、ぼたんに「お前のせいでなんか来たじゃん!!」的にめっちゃ威嚇されてた)

色んな事が、すごいタイミングで起きた出来事だ。
「またかよ…」思われるけど、私にはこれも『神業』としか思えない。

モトは「里親も怖いじゃん」、ハコは「ウチの子にしたい」。

傷が完治するまで保護観察だけど、その間に情がうつるのは分かりきった事。
高校受験&入学を控えた我が家に6匹目…。

…。

「…かなりキツイけど…相性がひどくなかったら、ホントのホントに最後だよ」

相方承諾ハイリマシターーーーー!!!!

ウチの末っ子になります。
相性が悪くない事を願います。

でも。

今回は、本当に『神業』でうまくいった保護。

「保護って簡単ジャン」調子に乗って、むやみやたらと探し出したり、
でしゃばったりはしません。
by masya-10de5 | 2013-06-30 02:16 | にゃんこ話

 困った相方と子供達と作ったもの。


by ましゃ